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フォトショの話

ちょっと前にPhotoshop25周年ということだったのでフォトショのことを書きます。

新しいバージョンが出るたびに「もう完成だろ、バージョンアップ要らないでしょ。」と思いつつ、使ってみるとやっぱり便利に進化している凄いツール。考えてみると、もう20年くらい世話になっている。

最初はデジタルっぽいものがカッコ良くみえて、非力なコンピューターで、いかにも「Photoshopで作りました」っていう感じのグラフィックを作って喜んでいた。小さな写真にフィルターかけて、1分位待ってやっと処理が終わって、「おー!すげー!」みたいな。コンピューターを使うと今までに見たことの無いものが作れるという感覚があって、そういうワクワクが制作のモチベーションになっていた時期もあった。

今の人達はもうそういうことはなくて、絵筆と同じ感覚というか、普通に道具としてフォトショを使っている。Photoshopのお陰で何か特別なものが出来るとは思わないだろう。ツールの機能で凄いものが作れるわけではなくて、やっぱり個人のセンスと努力次第。まあ当たり前なんだけど。

ツールが進化して成熟してコンピューターも速くなってストレス無く仕事できる環境が整って、ほんとに素晴らしい時代になったと思うけど、たまにあの不自由だけれどもワクワクした頃がなつかしかったりもする。

 なかばやし