初めて会う人に会社の仕事を説明する時、いつもちょっと悩みます。私達はリポグラムを「映像制作会社」と定義していますが、これには補足説明が必要かもしれません。多くの人は「映像」という言葉からカメラで撮影された動画を思い浮かべるのでは無いでしょうか?リポグラムでは実写を扱う仕事は多くなく、アニメーションを中心に制作しています。
では「アニメーションの会社」と言えば良いのかというと、これも微妙です。「アニメーション」からはスタジオジブリの映画のような、セルアニメを思い浮かべる人が多いのでは無いでしょうか?「アニメーションの会社」はテレビのアニメ番組やアニメ映画を作る会社のようなイメージです。そういった仕事も無いわけでは無いのですが・・
私達が「アニメーションの仕事をしている」と言う時、キャラクターなどの演技を描く所謂「アニメーション」はもちろんですが、グラフィックを動かして時間を含めたデザインをする「モーショングラフィック」等も含めてそう呼んでいます。animate とは anima(魂)という言葉から派生した「命を与える」という意味の言葉だそうですが、そういう本来の、広い意味での「アニメーション」、絵やグラフィックを動かして映像化する仕事をいろいろと手がけています。
アニメーションという表現手段に軸足を置きつつ、アーティスティックな仕事や職人的な仕事だけでなく、企画提案なども含めて幅広くクリエイティブに関わっていきたいという気持ちを込めて、リポグラムはアニメーションとモーショングラフィックスを得意とする「映像制作会社」ですという風に言っています。
なかばやし
memo
・実写と非実写を含めての呼び方は、最近では「映像」よりも「動画」がしっくりくるのかもしれない
・ただ、アニメーション制作の1工程としての「動画」もありこれはこれで紛らわしい
・「動画」はもともとは「animation」の訳として作られた言葉らしい
・「映像制作会社」を英語で何と呼ぶべきか、というところも悩ましい
・著作権法的には映画もテレビ番組もアニメーションもCMなども「映画の著作物」